2012年4月18日水曜日

負けないメンタルの作り方2

そも、負けるメンタルとは何か?

突然予想していなかったことが起きる
どう対処していいか、何をすればいいか分からず
パニックになってしまう
若しくはパニックになって何をしていいか分からなくなってしまう
そうなることを許してしまうのが数多ある負けるメンタルの内の一つであろう


カートで例えれば
いきなりコーナーでインを指されたり
いきなりコーナーでアウトからかぶせられたり
いきなりコーナーで後ろから突かれたり
パニックになればきっとそのままスピンかコースオフ
よくて大きくポジションダウン、だろう

これらを防ぐためには
もっと言えば
この類の負けるメンタルを克服するには
咄嗟のアクシデントに対し
常に対処法を頭の中でシミュレーションしておくこと
つまりは危険予測を心がけることだ

「もし次のコーナーでインを指されたら少しアウトに膨らもう」
「アウトからかぶせられたら減速して我慢しよう」
「後ろから突かれたらとにかくハンドル真っすぐをキープしよう」

これはコーナー一つ、ストレート一つでなく
レース全体の流れやカート活動や普段の生活でも実践できること
よく聞くのは「車で運転中、渋滞の陰から急に子供が飛び出したらどうしよう?」とか


「俺は予測なんかしなくても、咄嗟の時にどうすればいいかすぐに判断できるぜ」
という人は恐らくほとんどいない
いるとしたらホンモノの天才か
今まで何度もインを指された経験がある人
恐らく後者が殆どのはず(スラムダンクの清田信長の”動物的カン”に対する牧の評価を参照)


といっても四六時中、危険予測をしているのもしんどい
よく晴れた朝に「雨が降るかもしれないから傘を持っていくべきか?」とか
お昼ご飯に「何か変なものが混じっているかもしれないから、ゆっくり慎重に食べるべきか?」とか
やりすぎると猜疑心で何もできなくなる

まず間違いなく起こらないこと(UFOに内臓抜かれるかもしれない)や
起きてもそれほど大きな痛手にならないことだったら危険予測しない方がいい
何事もバランスが肝要、というわけだ


前回の「人事を尽くしたから天命が来るだろう」
平たく言えば「何が起きても何とかなるだろう」という楽観論であるのに対し
今回は「何か起きたら何とかならないかもしれないから備えておこう」という悲観論
一見反対なので「どっちが正しいんだ?」と思うかもしれないけれど
両方を同時にやるのは不可能じゃない
事前に危険予測シミュレーションを十分しておけば(人事を尽くせば)
咄嗟の時に体が勝手に反応してくれる(勝手に天明が来る)
、かもしれない
何事も事前の準備が肝要、という意味では両方は実は同じことなんだろう

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