2012年1月24日火曜日

デジカメ備忘録3_コンデジについて(長文)

先に挙げたデジタルカメラ4種の内、今最も熱いのが「コンパクトデジカメ」である
ただし、これには「おしりに火がついて熱い」という意味も含む


「本格」「高性能」「高画質」カメラと言えば一眼レフカメラのことであり、その下位互換・対極の
「お手軽」「軽量「」日常遣い」がコンパクトデジカメの位置づけだった。スマホが現れるまでは


ここ数年でとにかく性能がアップしたスマホのカメラ機能と
スマホ最大の武器である「ネットとの親和性」で
コンパクトデジカメの従来からの立ち位置は完全にスマホに乗っ取られてしまった
実際デジカメを持たずスマホ・ケイタイのカメラで事足りている人も相当数いることだろう


ではコンパクトデジカメは消えてしまうのか?
画質などいわゆる「カメラ」としての性能は一眼レフ・ミラーレスに敵わない
日常遣いの手軽さではスマホに取って代わられた
どちらにも振れないカメラとして中途半端な存在。


・・・
ならばカメラに拘る必要もない、と誰か頭のいい人が考えたのだろうか?
カメラの本質とは違う部分、今までカメラに求められていなかった付加価値、
コンパクトデジカメは「カメラ+α」のαに注目すると
今非常に熱いカテゴリである。いい意味で、だ


例えばGPS機能
これによりコンパクトデジカメは「旅カメラ」という新しいジャンルを切り開いた


例えばハイスピードカメラ(カシオなどが注力している)
これにより「ゴルフスウィングチェックカメラ」というジャンルができた(ニッチすぎる?)


もはや1ジャンルとして確立されたタフネスデジカメ
氷点下~℃、防水~m、落下~mOK、それが手のひらサイズ
スマホや一眼レフでは到底実現できないだろう


そんな具合に、コンパクトデジカメは「従来のカメラ」の枠をぶち砕いた
まさに百花繚乱の時代を迎えている、と思っている


一方で一眼レフ・スマホで鍛え抜かれた技術によって
「カメラ」としての機能・手軽さのバランスを高次元で追及した機種もあるから侮れない
(Canon「S100」などは目を惹かれる、高いけど)



スマホのカメラに物足りなくなった人、
ミラーレスや一眼レフの重たさに気持ちも重たくなった人は
一度コンパクトデジカメの世界を覗いてみるといい
他とはまた違った、色鮮やかな世界が見られる、かもしれない

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